あげられます。
とくに以前は輸血や点滴などの医療事故や、入れ墨
などの原因によって感染するケースが多く見られ
ましたが、今ではチェックが厳しくなったこともあり、
輸血による感染は少なくなっています。
しかし、性行為による感染は依然として危険な状態に
あります。
精液や唾液によっても感染するB型肝炎やC型肝炎は、
患者やキャリアの人と性交渉をもつことによって、
粘膜をとおして感染する危険があるからです。
海外などでの買春行為なども、B型肝炎に感染する非常に
危険な行為です。
また、粘膜を通して感染するB型肝炎やC型肝炎は、
口の中や皮膚などに傷がある場合など、キスによって
感染する危険性も否定できません。
また、他人のカミソリや歯ブラシの共用も、感染原因に
なるので避けましょう。
こうしたウイルス感染を防ぐためには、性交渉の際の
コンドームの使用や、不特定多数と性交渉をもたない、
カミソリや歯ブラシを他人と共有しない、乳幼児などに
口移しで食べ物を与えないなどの注意が必要です。
とくに自分自身がキャリアであることを認知していない
場合、気がつかないまま、他人にウイルスを感染させている
可能性があります。
その意味では、ウイルス感染が疑われる場合、すみやかに
医療機関で検査を受けることをお勧めします。
ただ、B型肝炎の人と握手をしたり、会話を交わすなど
一般的な日常生活の中では、感染するものではありません。
必要以上に神経質になり、患者に対して誤解や偏見を
持たないように注意してください。
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